女性が働きやすい会社『なでしこ銘柄』とは?

あなたの周りに女性の上司はいますか?

最近、増えてきたなと感じたら、あなたの会社が女性活躍推進に力を入れているのかもしれません。

働く女性にとって、身近にロールモデルがいるのはいいことですね。

未来の自分の働き方がより鮮明にデザインされ、働くモチベーションが上がります。

 

しかし、会社探しをしている人、より良い条件の会社を求めている人は、自分に合った会社を見つけるのは難しい思っていませんか。

そんな時目安となるのが『なでしこ銘柄』です。

これは、この会社は女性が働き続ける環境が整っていますと政府が認めた会社です、と一目でわかる印です。

『なでしこ銘柄』って何でしょうか?詳しく見てみましょう。

なでしこ銘柄とは?

経済産業省と東京証券取引所が共同で、女性活躍推進に優れた上場企業として選定した銘柄の総称です。公表は毎年3月頃で、2012年から始まりました。

 

東証1部上場銘柄のうち、女性が働き続けるための環境整備や、女性人材の活用を積極的に進めている企業が選ばれます。

 

女性が活躍しやすい労働環境ということは、男性中心だった古い組織形態から前進し、現代社会にあった組織形態になっているということです。つまり、本業においても、グローバル競争の激化や産業構造の変化が起きても、それに適応する能力が高いと予想されます。

 

なでしこ銘柄に選ばれる企業は、投資家にとっても魅力ある企業となり、企業への投資を促進し、各社の取り組みを加速化していくことを狙いとしています。

 

2017年度は、東京証券取引所の全上場企業約3500社から、企業価値向上を実現するためのダイバーシティ経営に必要とされる取組とその開示状況について評価を行い、業種毎に48社をなでしこ銘柄として選定しました。(経済産業省HPより)

なでしこ銘柄選定方法

 

①平成28年の女性活躍推進法の施行を受け、行動計画を策定していること(従業員数300人以下を除く)

②厚生労働省の「女性活躍推進データベース」に「女性管理職比率」を開示している。

以上2点をスクリーニングの要件とし、通過した企業に「女性活躍度調査」の回答をスコアリング基準に従って評価を行います。

スコアリング基準は、「経営トップによるコミットメント」「女性役員・管理職実績及び比率」「成果主義報酬」「柔軟な働き方」「継続就労のしやすさ」が特に重要とし、高配点によるスコアリングがなされました。

これに、さらに財務指標(ROE)よる加点を実施した上で選定されています。

しかも、27業種ごとに各業種からそれぞれ1~2社(企業数が相対的に多い業種は2社まで)のみの選定となります。

以上を大学の教授や大企業の取締役や会長が、経済産業省と東京証券取引所の元で選定するのだから、これはもう信用するしかないデータです!

 

2017年度のなでしこ銘柄に選ばれた企業

 

企業名 選定経歴
H24 H25 H26 H27 H28 H29
カルビー株式会社
アサヒグループホールディングス株式会社
キリンホールディングス株式会社
味の素株式会社
石油資源開発株式会社
大和ハウス工業株式会社
積水ハウス株式会社
帝人株式会社
王子ホールディングス株式会社
積水化学工業株式会社
花王株式会社
中外製薬株式会社
TOTO株式会社
日立金属株式会社
古河電気工業株式会社
株式会社LIXILグループ
株式会社小松製作所
ダイキン工業株式会社
株式会社日立製作所
富士電機株式会社
オムロン株式会社
セイコーエプソン株式会社
株式会社ブリヂストン
株式会社島津製作所
トッパン・フォームズ株式会社
東京ガス株式会社
大阪ガス株式会社
東京急行電鉄株式会社
日本航空株式会社
ANAホールディングス株式会社
株式会社野村総合研究所
KDDI株式会社
SCSK株式会社
双日株式会社
三井物産株式会社
株式会社日立ハイテクロノジーズ
株式会社ローソン
株式会社丸井グループ
イオン株式会社
株式会社千葉銀行
株式会社みずほフィナンシャルグループ
株式会社大和証券グループ本社
SOMPOホールディングス株式会社
アフラック・インコーポレーテッド
東京海上ホールディングス株式会社
イオンモール株式会社
株式会社メンバーズ
スリープログループ株式会社

注目すべきなでしこ銘柄企業

注目すべきは6年連続で選ばれているKDDI株式会社東京急行電鉄株式会社。これだけ連続で選ばれていると、選定から漏れないよう気をつけていると予想されます。

 

#KDDI株式会社の場合

「ダイバーシティが基本」と掲げ、ダイバーシティを積極的に推進し、ライン長と呼ばれる管理職ポジションに女性を登用しています。

2020年度末には200名の女性ライン長を目指し、キャリアデザインセミナーや、全管理職を対象に女性管理職育成の必要性や育成方法のe-ラーニングを実施するなど、女性活躍推進の取り組みを進めています。

また、仕事と育児の両立支援制度の整備の結果、育児休職からの復職率は約99%(2016年度)、女性ライン長のうち子どもがいる割合は約3割となりました。

お客様満足度向上を図るために、女性の視点を活かすという方針が、なでしこ銘柄6年連続受賞という結果になっています。

 

#京急行電鉄株式会社の場合

東急電鉄(連結)は、鉄道事業、不動産事業をはじめとしたお客さまの日々の暮らしに密着した事業を 幅広く展開しています。

多様な視点をサービスや商品に活かすことにより、ライフスタイルやワークスタイルのイノベーションを推進し、お客さまに「選ばれる沿線」であり続けたいと考え、ライフスタイル&ワーク スタイル・イノベーションを掲げ、多様な人材が活躍できるダイバーシティマネジメントを推進しています。

女性の働きやすい環境整備が進んだ結果、2017年度新卒総合職における女性比率は約4割となりました。

また、女性管理職の計画的な育成と登用に伴い女性リーダー層(基幹職と課長補佐)が86人と中期3 か年経営計画開始時から2倍以上に上昇するなど、ダイバーシティマネジメントが広がっています。 (東京急行電鉄HPより)

具体的には、スライド勤務拡充や時間休の導入などフレキシブルな勤務体系を実施。

事業所内保育所を開設し、育児しながらの勤務をバックアップしています。

さらに、管理職を目指す女性に、統括部長や役員クラスの先輩女性がキャリア形成上や職場での悩み、課題解決を支援するメンター制度を導入しています。

女性従業員が増えたことから、卵巣がん、乳がん 対策の強化や、LGBTへの理解促進など、多様な人材が心身ともに働きやすい環境作りを進めているのは、柔軟でしなやかな会社の気質が見えます。

 

#イオン株式会社の場合

イオンは、2013年に「女性管理職比率2020年50%」、「日本一女性が働きやすく活躍できる会社。日本一女性が働きたい会社」を目指すという目標を掲げ、グループCEO直下にダイバーシティ推進室を設置しました。

グループ全体の数字は2017年2月末の時点で、

新卒採用の女性比率は54%

女性管理職の割合は27%

女性役員の割合は10%です。

イオン株式会社で注目すべきは、男性育児休業取得率が100%である点です。

これは、配偶者が出産した男性とその上司に、育児休暇制度の説明と取得を徹底した結果です。

また、「イクボスプロジェクト」として、管理職に、個々人の価値観や意見に真摯に向き合い、家族や周囲の人々に誠意を表し、社会貢献しようと、セミナーや独自の検定を行っています。

そして、事業所内保育園「イオンゆめみらい保育園」を2017年度までに12ヶ所(イオングループでは20ヶ所)設置し、育児しながら働く家族をサポートしています。

従業員のことを考え、会社としても成長していこうという心が伝わってきます。

 

 

まとめ

いかがでしたか?

 

なでしこ銘柄に選ばれた会社はどこも、東証一部上場の大企業であり、財務状態も良好であるばかりでなく、ダイバーシティ推進を積極的に行っています。

 

女性が働きやすい環境がある、それがなでしこ銘柄企業です。

なでしこ銘柄にこれからも注目しましょうね。